リーフレット みむら脳神経外科へ初めてご来院される方

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午後 : 15:00〜18:30
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初診の方は予約なしで受付致します。
再診、検査のある方は予約となります。
午後診療の最終受付は18:00までです。

しびれ、痛みについて

しびれ、痛みの原因は様々で、症状の軽いときは原因がはっきりしないこともあります。日によって波があったり、天候に影響されることもあります。

1.しびれの多くは神経の障害が原因です。
しびれ、痛みについて

神経の障害とは、脳、脊髄、末梢神経のいずれかの障害を含んでいます。

  • 脳障害によるしびれ
    脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、多発性硬化症などが原因になります。初発症状のこともありますが後遺症になることもあります。多くは運動障害(片麻痺)を伴います。
  • 脊髄障害によるしびれ
    変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、靱帯骨化症、脊柱管狭窄症、脊髄炎などが原因になります。
  • 末梢神経障害によるしびれ
    原因としては最も多く、指先、足先のしびれ、手袋、靴下型のしびれを生じます。糖尿病、血行障害、手首や肘などの神経の通り道での圧迫が原因になります。

そのほか、膠原病に伴うものや、まれな血管炎が原因のしびれ、痛みもあります。脳、脊髄が原因として疑われる場合は次のような症状のときです。

  • 歩行障害を伴う、よく転ぶ
  • 排尿障害、頑固な便秘
  • 階段を下りるときに膝がカクカクする、右半身や左半身に症状がある

末梢神経性の場合、進行すると筋肉の萎縮が見られ、たとえば、手の骨間筋(水かきの部分) や母指球、小指球の萎縮が目立つようになります。

2.痛みが強い場合、癌性疼痛を含めて考える必要があります。

痛みの症状の進行が速い場合は、悪性腫瘍によるもの、骨折(たとえば腰椎圧迫骨折)、感染症などを考える必要があります。癌性疼痛とは癌の骨転移、神経浸潤による痛みです。何らかの悪性腫瘍の既往がある場合がほとんどですが、初発症状が痛みの場合もありますので、体重減少や貧血といった全身症状にも注意します。多くの場合、痛みが局所性ですので、診察所見に応じてレントゲンや採血、MRIを行います。

3.神経障害性疼痛とは何らかの原因により神経が障害されて起こる痛みです。

脳、脊髄、末梢神経の障害が原因になりますが、多くは坐骨神経痛や帯状疱疹のあとの痛み、糖尿病性神経障害によるものです。殊なものとして三叉神経痛、舌咽神経痛があります。症状にはストレスが大きく影響するようです。そのため、精神安定剤(抗うつ薬)を処方することがあります。